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症例
LDH・中性脂肪が下がった!
60歳代女性
特に自覚症状の訴えがありませんでしたが、今年4月頃、血液検査を受けました。
4月頃
LDH(基準値70~139) 172
HDL(基準値 40~71) 80
中性脂肪 (基準値30〜150)145
3ヶ月後の血液検査により服薬を考慮するの事で、漢方薬(1種類)での改善を希望され、エキス顆粒をしっかり飲んで頂きました。
7月末
LHD 149
HDL 77
中性脂肪 113
になりました。
この期間で、西洋薬の投薬はありません。生活習慣が変わっていません。
漢方薬の効果であるとしてよいかと思います。
漢方薬でもこのように、改善される症例がたくさんあります。
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風疹
40歳代の男性が医師から風疹の診断を受けたが、お薬がないという事で、相談を受けました。
古来より風疹は3日はしかといもいいますが、最近のニュースでも大人が羅漢すると重病になる恐れがあります。
状態を伺ってみますと、全身赤い大きな丘疹が出ており、目の充血も見られます。熱が38℃もあり、口渇の訴えもあります。その他、膝痛や倦怠感も見られます。食欲があるので、体力は保存されていると思われます。内熱つまり、胃熱が顕著で、身体の表面である皮膚にも熱が見られます。
そこで、白虎加人参湯とエキス剤で飲んで頂きました。飲んだ夜、大汗が出て、次に日の朝には赤い大きな丘疹が殆ど見られなくなりました。
このように、漢方お身体に合った場合、1服で改善する事があります。
漢方というもう一つの選択がよい結果をもたらした症例ですね。
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長引く風邪の咳1
女性、普段風邪を引くとブロン液を飲んでいたが、漢方薬を試してみたいという事。ブロン液を続けて飲むという選択もあると思いますが、漢方を希望されていました。
体質は、汗をかきやすい、咳が出る、喉の痛みはあるがとても痛い程ではない。小水・便通は正常。というのが、風邪の時の症状でした。通常は、貧血と高血圧症があります。
普段、当帰建中湯を飲んだことがあり、この時、当帰建中湯の残りがあったため、飲んでもらいました。1日で咳が止まったとの事で喜ばれました。
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長引く風邪の咳2
40代女性、咳と時々喉のつまりがあり、吸う息が正常にいかない。特に夜間悪化する。耳鼻咽喉科に受診し、処方されたが改善されず、呼吸器科内に受診されましたが、改善されせんでした。
漢方相談を受ける事になり、煎じ薬は仕事を持っている事もあり、エキス剤での服用になりました。夜間悪化という事は、咽喉に熱があると東洋医学では考えます。そこで、小青龍湯1/2量と五虎湯1/2量を服用した所、3日で殆ど改善されました。
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長引く風邪の咳3
40代男性、咳が長引きなかなかとれません。また、咳をすると胸が痛くなるとの事。受診されていますが、なかなかよくなりません。風邪が長引くとある部分に熱をがこもります。この方の場合は、胸に熱がありました。OTCでの漢方相談という事で、柴朴湯を服用していただきました。この方は、1包で完治されました。このような事もあります。
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花粉症1
50代女性。数十年来の花粉症で、悩んでいました。平年は4月頃で、症状が治まるのですが、今年(平成23年)は6月になっても症状が治まりません。そこで、お話しを伺う事になりました。鼻水ではなく、鼻づまりが劇しく息が苦しくなります。この方は、鼻水と鼻づまりを繰り返すタイプではありませんでした。汗は程よく出ています。小水も正常です。目のカユミはありました。時々、眼の充血が見られます。
本来は小青龍湯加石膏がよろしいと思うのですが、手に入りにくいので、市販の顆粒の漢方薬で小青龍湯1/2量麻杏甘石湯1/2量を飲んで頂きました所、2週間で症状はとれました。小青龍湯は、鼻水のでる症状に用いります。麻杏甘石湯は、咳が出て痰が黄色い時によいようです。平成24年に花粉症症状がでないといいですね。
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花粉症2
1990年代に、40代で初めて花粉症を発症した男性。日頃、プールで一週間に5日通い、1日約1km泳いでいました。運動量としては、少なくありません。発症した状況を伺うと、冷たいビールを毎日500ml飲んだり、冷たい水を直接お腹に入れたり、ストレスを多く抱えていました。この方には、六味丸を飲んでもらい、ストレスを発散するようにお手伝いした所、3ヶ月余りで花粉症が治り、現在でも症状が出ておりません。六味丸は、お小水の出が悪いというのが、目標になります。この方もお小水の出が悪い方という症状があり、奏効した症例です。このような事もあります。
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胸痛を伴う風邪
40代男性。責任ある立場である為、なかなか仕事が休めません。時間を作り医院に行き、お薬を飲みました。しかし、なかなか咳がとれず、胸が痛くなってきました。10日程経ちましたが、よくなりません。
そこで、漢方相談受ける事になりました。時間が経ち、胸に熱がこもってきたのでしょう。お忙しい事もあり、市販の顆粒のお薬で飲んで頂くことになりました。柴朴湯を飲んでいただくと、1回で咳と胸の痛みがとれました。よかったですね。
このような症例があります。ご相談は詳しい方にご相談ください。
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帯状疱疹後神経痛
60代男性、医師の受診されており、帯状疱疹になり、半身の熱感と疱疹がありましたが、医師へ受診と漢方薬で、痛みが軽減されましたが、治りがよくまりません。そこで、もう一度お話を伺うと、仕事場のデスクに直接、クーラーの風が当たり、お風呂に入ると痛みが和らぐという事でした。
先ず、養生として、クーラーが直接当たらないようにしてもらいました。寒風が原因だったようです。
お薬は桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)を飲んでいただきました。徐々に痛みがよくなり、3か月後にお薬は飲まなくても、痛みはなくなりました。
桂枝加朮附湯は、関節痛、神経痛の効果があります。この方の場合、神経痛の症状により奏効した症例です。
このような症例がありますが、全ての方がこのように改善するということではないので、専門家のご相談ください。
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光線アレルギー
50代女性 長年光線アレルギーで苦しんでいらっしゃいました。医師からはアレジオン(アレルギーの薬)を飲みましたが、今ひとつ良くなりません。手を拝見すると、シミのようになっています。その他の症状として血圧(120/90)、肩こり、冷えがある。生理時、腰の脱力感がある。食欲はあり、排便、排尿は正常です。
四物湯を14日分エキス錠剤で飲んで頂きました。
1週間程飲むと、手のシミの色が薄くなっています。良い時と悪い時がありますが、良い方向に向かっています。
四物湯は、しみに効果があります。これもひとつの目標になりますね。
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