こころとからだを大切にする漢方薬局                                                                           電話 03-3813-1637


症例

冷え症

 

30代女性 体格普通、血圧正常、手足に戻りやすいむくみ、側頭部頭痛、肩から背中にかけて痛みがある。油物を食べると胃がもたれる。生理時に軟便になる。

 当帰芍薬散料エキス錠剤を飲んでいただきました。冷えがなくなってきました。効き目が速い方と遅い方がいらっしゃいます。

詳しい方にご相談いただくとよいかと思います。

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動機

 

50才男性

 夜になり、寝床に入ると動悸がする。落ちつて、寝る事ができないようです。よく聴くと、ここの所、疲れが溜まっていて、朝起きても疲れが残っている。漢方の古典で「金匱要略」(きんきようりゃく)に血痺虚労病(けっぴきょろうびょう)に朝に疲れが残り、汗が出て、動悸がする人に「炙甘草湯」(しゃかんぞうとう)がいいです。という風に書いてあります。

 そこで、炙甘草湯を1つ飲むと、10分位で動悸が取れました。疲れて、動悸がする時に炙甘草湯はよく効くようです。

この症例も著効があった症例ですが、漢方はそれぞれの方で要因が違います。一つの症例です。

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瞼の腫れ

 

朝起きると、眼が腫れて真っ赤になっています。眼を開けていられないくらいです。赤いというのは、漢方でいうと「熱」があるといいます。患部は体の表面だと思い、小青龍加石膏(しょうせいりゅうとうかせっこう)を飲んでみますと、よくなりますが、また悪くなります。そこで、帯状疱疹に効果のある「龍胆瀉肝湯」(りゅうたんしゃかんとう)を飲みますと、変化が見られません。患部はもう少し体の奥の方にかもしれません。そこで、「梔子檗皮湯」(ししはくひとう)を煎じて、瞼に塗ってみました。半日程で、眼の腫れと赤みがとれました。その後、再発していません。薬が合うと即効性がありますね。

 この症例も色々なお薬を変えてやっとたどり着いたお薬でした。詳しい方にご相談される事をお勧めいたします。

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瞼の痙攣

 

日頃、お仕事・家事でお忙しくされている方が、瞼の痙攣を訴えられました。 

 

精神的にもご苦労されており、医師より抑肝散の顆粒を毎食前7.5gで14日分処方されました。 

 

症状に変化がなく、ご相談に来られました。 

 

痙攣は筋肉が関係しており、筋肉は血、水に滋養されております。 

 

顔の痙攣には、茯苓が汎用されます。 

 

茯苓が入った処方は数々ありますが、精神的ばご苦労が増え、氣が頭へ昇ったためと考えました。 

 

そこで、苓桂甘棗湯(りょけいかんそうとう)というお薬があります。 

 

医療用にはないのですが、煎じ薬とOTCにはあります。

 

そこで、まず1週間煎じ薬を飲んでいただきました。 

 

5割方改善されたので、OTCに切り替えました。 

 

1週間飲んでいただくと、一番悪い時から8割程改善されています。 

 

苓桂甘棗湯は、動悸があり、神経が昂る方が目標になります。

 

気持ちも落ち着かれていましたので、苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)に切り替えて、2週間で完治しました。 

 

苓桂朮甘湯の効果にノイローゼ、神経質、動悸があります。この方も精神的な要因があったのですね。

 

その後、1か月間は再発されていません。 

 

漢方薬を信じていただいて、コンプライアンスもよく飲んでいただいたため、順調に改善されました。

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甲状腺機能低下症

 

50歳代女性で、疲れやすく、次の日に疲れが残る事があり、首が腫れているという事で医師に罹り、甲状腺機能低下症と診断されました。そこで、漢方の相談みられました。自覚症状としては、胃腸状態は良好です。

 少し疲れが次の日に残る、脾実腎虚年齢を考慮して虚労病と水気病を発症していると考え、「八味丸」を飲んで頂きました。1日3回飲んでいただくと2週間程飲んでから、身体の具合が良くなり初め、1ヶ月程で首の晴もとれて来ました。

 八味丸の効果は、疲労してお小水の出がよくないという症状に当てはまる症例の一つですね。

 西洋薬ですと、チラーヂンが処方されますが、漢方薬でもこのような効果が得られます。

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腰痛・脚の痛み、痺れ

 

80才代女性、整形外科受診され、半年お薬を服用し、経過したが、痛み痺れ変化なく痛みはとれない所へ、漢方相談に来られました。痛みは左脚で痺れは右脚に現れています。排便は毎日あり、正常。小便は日に2回程で少なく、夜間に2〜3回程行かれます。水分代謝が痛みに関係している事が判ります。

 そこで、附子湯というお薬を飲んでもらいました。飲んで2週間にも充たない時期に痛みがお薬を飲む前の痛みが10とすると5程のつまり半分くらいになったとの事です。

 昔の症例の一つですが、漢方薬が痛みに関しても効果がある事例です。

 

 

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咽のイガイガ

 

以前より咽がイガイガして、痰がからみ、気持ちの悪い思いをしていました。この時は汗があまりでない、食道は漢方でいう「脾」つまり消化器系なのですが、気道ですと「肺」になります。肺の病いで皮膚病になったり、風邪になったり、花粉症になったりします。

 そこで、小青龍湯の顆粒を飲んでみると、1日で咽のイガイガがなくなりました

このような症例がありましたが、全ての病気が1日で病気が治る訳ではありません。

 

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鼻づまり

 

鼻がつまると、呼吸も苦しくなります。頭が重くなり、思考も悪くなります。古来より、「ドクダミ」あるいは、「ジュウヤク」(重薬、十薬とも表記されます)、魚暒草(ぎょせいそう)とも呼ばれます。東京でも、道端に白い花を咲かせす草です。これを水に浸けて、鼻に詰めると20分位で鼻汁がドーッと出てきます。このような事もあります。

 

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嘔気・嘔吐

 

気持ちが悪くて、吐きそうになったり、吐いてしまったりした時に、「センブリ」でスッキリします。「センブリ」は千振りから名付けなれたとも謂われ、乾燥した「センブリ」をお湯に浸けて、振り出して千回飲んでも苦いと言われています。これを気持ちが悪い時に、飲むとよいとされています。

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チョコレート膿腫30代女性
 

 

30代女性

 チョコレート膿腫、花粉症、アトピー性皮膚炎のご相談でご来店戴きました。症状は、冷え症や生理痛、低血圧、便秘気味、花粉症の訴えがあります。まず、14日分エキス顆粒で服用して戴きました。2週間後、ご来店戴き生理痛なく気分よく過ごせたとの事。再び14日分をお飲み戴いた所、アトピー性皮膚炎の具合もよいとの事。そして14日後ご来店戴いた所、生理痛がなくなり気分よく過ごせています。ご来店時より花粉症の季節にになり、鼻水が少しあるとの事。同じお薬で14日分で経過をみています。そがの後、平年の1.5倍の花粉量で、お薬お飲み戴き、現在はマスクせずに花粉症の症状が出ていません。

 因に、漢方薬は1種類です。このように漢方とはバランス医学ですので、お身体に合うとこのような改善が見られます。

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